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ごえちゃんが闘っていた症状

突然体を震わせ立ちつくし普段慣れた環境や物体に対して恐怖に脅える。

  最初に表れた症状です。

  最初散歩していて急に立ちすくみ震えだしパニック状態になりました。

長い階段などは上れない降りれない状態になりました。

散歩をしていても電柱にぶつかったり側溝に足を踏み外したり壁面に突進したりと視力障害。

方向感覚の喪失。フリスビーをやっても関係ない方向に走っていってディスクを捜したり。

一緒に遊ぼうとして近づくと脅えたように逃げて行き、テーブルの下に隠れたりしました。

 

              

ごえちゃん最期の

                  1 週 間 日 記 

                                記 録 ごえママ

 

 

7月13日(土)

 

夕方 5月中旬以来の健康診断に行きました。

体重 17,4s 

(体重が減ったので 今日からフードを増やし、ボイルの野菜は中止する事にし た。)

 

最近 急にフードを残すようになったので

気温が高くなったせいかもと思っていたけれど

なかなか上手く口に入らないと言ったら  摂食障害ではと言われました。

 

おまけに 「まだ がんばれますか?」と聞かれた。 ど〜ゆ〜事????  

「まだまだ ガンバレマス!!!!!!! 」と笑顔で言ってやった。

 あったり前じゃん!!

これから予想されるいろんな厳しい話にもなったけど それなりに受け止めたつもり。

 

夕食の時、半分も残したので スプーンで食べさせてみたら 

何とかかんとか口に入りました。

一口入っただけでも 「ごえちゃん 上手だねえええ!すごいねえええ!!」と

ミーハーなママは大フィーバー!!(だけど 心の中では泣いていた。)

夫から 自分の入院の時と愛情のかけ方が違うと苦笑いされちゃった。

そんな事ないわよ〜。

実は ごえパパ4月中旬より 

仕事中に首を打つ大ケガをして23日間入院したのです。

 

やはり 摂食障害だと認めざるを得なかった。  早めに気づいてよかった。

 


7月14日(日)  

 

朝から 大ショック。。。。。。。。。。。 ごえもんが全く食べようとしない。。。。。 

水さえも飲まない。というより、飲めない。ベロが出ない。  

 

昨日までは 食べようとしたけど上手く口に入らなかった。

だいぶ前からおやつも食べられなくなっていました。

柔らかめのクッキーを何とか口に入れてあげても

ポロッと落としてしまい拾えないのです。

何度もチャレンジしてもダメで、その内に食べる事を諦めてしまうのです。

その姿にはごえに隠れて何度涙したかわかりません。

 

今朝は全く食べようとしない。  

昨日、あんな話を聞いてから(食べられなくなった時の対処法)   

昨日の今日ではないかと大きな衝撃が走った。

 

このところ毎日どんどん変わっていくごえもんを見ていて

食べられない=まさか死んでしまうのでは。。。?

悲観してしまったわたしは

ショックで自分の方が具合が悪くなってしまい 

日曜日で夫やこどもたちが家に居たので、その日一日寝込んでしまった。

普段丈夫なわたしは半日以上寝込むことがほとんどないので

かなりの衝撃だったのだと思う。

 

夜は フードを100グラムだけふやかして(野菜なし)

自力で半分とわたしとスプーンを使って食べたので 少し安心した。

誠ちゃん(アバルトパパ)が見つけて来てくれた食器台がとても食べやすそう。

    おまけにいただいてしまった。  誠ちゃんありがとう!!

 

食べない割には 元気に?庭でフラフラしたり

廊下や玄関で好きなようにしているごえちゃん。

明け方 ごえもんが吠えたので起こされて

庭に出してみたけど雨が降っていてなかなかオシッコもしなかったので

家の中に入れてそのまま好きなようにさせて 

わたしがお風呂に入って上がったら  ごえもんの姿がなくてビックリ仰天!!

 

日本間の空いていた窓から外に出て

ずぶぬれになっていた上に植木の茂みにたたずんでいた。  

おまけに ドクダミの強烈な匂いが染みこんでいたので  

思いきってシャンプーして(速攻で) ドライヤーを使って乾かした。

3月以来のシャンプーでした。(^_^;) 

久々に肛門嚢を絞ったら、手元が狂って顔に直撃をくらいました〜。(--;)

 

最近のごえちゃん、体を触られるのを嫌がったり、怖がったりで

散歩の後、足もろくに洗えません。

もちろん耳掃除もブラッシングも出来ない状態です。

この所、雨が続いたり、食べないので

体力消耗させたくなくて散歩には行っていないのにようやく気づいたアホなわたし。。。

 


7月15日(月)  

 

朝も、期待した夜も食べない。   もしかしたら 水一滴も飲んでいない。

  

地元のペットクリニックに電話で相談。   

  犬は3〜4日食べなくても大丈夫だから 様子を見ようとの事。

  今後予想される点滴などの対処法を詳しく聞いた。   

栄養注射は動脈にする事を聞いて後込みしてしまった。

( 動脈注射は痛いんだよね〜!!)

管を通しての点滴は 

本当に弱って動けなくなった時にしか出来ない事なども 聞いた。

 

当のごえちんは、いつものようにマイペースで好きなように過ごしている。

何も口にしていないなんて信じられない程。

  

今までだと オシッコが心配なので(ごえ家は室内トイレを置いてない)

ごえちんがオシッコをしてからがわたしの活動時間だったのです。

もらしやすいのは比較的午前中が多くて

お昼前後にオシッコをしてしまえば夕方までは何とか安心。

買い物に行ったり、用事を足したり、仕事をしたり。

 

自分の仕事を半分整理出来た事もあり

わたしは6月くらいから全くごえ中心の生活を送っています。

7月に入ってからは、さらににごえもんとの時間が長くなっています。

制約も多いけど、ごえちんとわたしとの時間は楽しくて貴重な時間です。

ただ 食べない事が心配で。。。

 

夕方娘の中学校へ行く用事があり

その前にオシッコタイムと思って庭に出したらすぐしてくれたので助かった。

ごえちんのオシッコに関してはいろいろで

気の向くままに部屋でやっちゃう時もあれば、ちゃんと我慢できる時もあって

オシッコが出そうな感じを

せわしなく部屋の中を行ったり来たりの行動で知らせてくれたり 

早朝まだわたしが起きていない時は吠えて教えてくれたり。

吠えるのでハウスから出すとタカタカと早歩きで玄関まで行き

カギを開けて庭に出すと、即ジャーでした。

 


   7月16日(火)

  

今日も 朝食べようともしない。 水入れの容器をジィーっと見つめている。 

水を飲もうとしたけど、飲み方がわからないような感じだった。

  

その後、鼻を何度か水入れに突っ込んでいたけど

口の中がほんの少し湿った程度に過ぎないと思う。

水入れのある場所を離れてからは、相変わらず玄関で寝てばかりいる。

ごえちゃん、少しでもいいから食べて欲しいよ〜。

この際、食べてくれるならと思って

チーズを口のそばに持っていったりしたけど全然興味を示さなかった。 

 

ここ何日か キッチンのドアを開放して 

ごえが好きな所をウロウロしたり寝たり出来るようにしている。  

特に玄関の床がお気に入り。冷たくて気持ちいいのかなあ?   

 

仕事の打ち合わせのため、約1時間半くらい自宅隣の夫の会社に行き

帰って来て、普通に玄関を開けただけで

ごえもんが極度に驚いて 

ひっくり返ったり壁にぶつかったりして大変だったので、わたしもびっくり!   

 

クリニックに電話して今朝までの様子とその様子を伝えて   

夕方、来院して血液検査をする事にした。  

 

血液検査の結果は特に異常がなく、少々脱水症状がある程度。

今すぐにどうにかなるという状態ではないと聞いて一安心。

点滴もしたけど 元気いっぱい動いて針がずれてしまい、足が腫れてきたので薬だけで中止。  

ブドウ糖の点滴は 血液検査の結果必要ないでしょうとの事。   

 

結局 2週間ごとに健康診断をする事と   

毎日体重を測ったり、何をどのくらい食べたか、排尿の回数などのデータを作っ て  

その結果を見ながらその都度治療法を考えていきましょうという事になった。

今日の体重は16s。

食べてないから当たり前かもしれないけどショック。デカボーのごえちんが。。。。。

  

内臓は今のところ特に問題がないと聞いて ホッとした。

30mlのカテーテルチップ(針のない注射器のようなもの)で水を飲ませたり

高栄養の缶詰を犬用のミルクで溶かした物や10%の砂糖水を 口に入れる事になった。

 

とにかく 口に入れられる手段が出来てよかった。

 


7月17日(水)  

 

夜中に吠えたので ごえの様子を見に行った。

徘徊のごとく しばらく廊下と玄関をウロウロ。

廊下に出たくて吠えたり、外に出たくて玄関で吠えたりした。(少しの時間だけ)   

台風の影響で 雨が強く降っていて 外には出さなかった。   

しばらくウロウロしたり、たまに吠えたりしていたけど 玄関で寝始めたのでホッとした。

 

わたしは午前中眠くて仕方なかったので 

ごえのオシッコタイム終了後、お昼まで思いきって寝室で寝た。  

こんなに毎日急速に進行する事に対して 驚きと不憫さと今後の悲観で  

また自分の体調を崩してしまいそうになったけど 、睡眠をとったら 元気が戻った!

  

2時半過ぎ ごえが入院した病院の先生と電話でいろいろ話して

16sの体重から計算すれば1時間で16cc×24時間の水分量が

一日の最低必要な水分量と教えてもらった。(はぁ〜 全然足りない)  

 

今日は 朝あまり水を飲まなかった。もちろん缶詰を溶いたのも。  

お昼も嫌がったので無理に飲ませず、3時頃に水を15ccを3回(砂糖水)   

 

缶詰もなんとか注射器分全部お腹に入って喜んだら。。。。

夕方 たぶん全部吐いてしまった。

黄色だったので 始めオシッコかと勘違いしたけど

口の回りが黄色かったので、やっぱり嘔吐だった。 少しだけ 血も混じっていた。

 

地元のクリニックに電話して聞いたら そんなに心配はないとの事。    

少量の水を飲ませて様子をみて吐かなければ

少しずつ食べさせてもいいとの事だっ た。

その後は吐かなかったので 水だけ何度か飲ませた。

自分達の夕食はどうでもよくなってしまって、家にある物で簡単に済ませてしまった。

 

ごえもんが気になるので、ごえの近くでテレビを見たり、雑誌を読んだり

床に並んで寝たりして、なるべくごえもんと一緒にいるようにした。

 

ごえもんは元々べったりされるのがあまり好きではない子なんだけ

、今日は嫌がらなかった。

ごえちんの脳に刺激を与えたくて

いろいろと一方的に話しかけるのがくせになってしまったわたし。

最近は散歩に行ってないけど

いつもは散歩しながらもごえといろんなお話をしながら歩いている。

 

一日に何度も「ごえちゃん大好き〜♪」といろんな言い方のバージョンで言うので

      (正確には ゴエチャン ダイチュキ〜♪♪)

こどもたちに「キモイ!」と言われるけど こればかりは止められない。(^w^)

カマネデケロ〜!(構わないで頂戴!の意味よん♪)

だって ごえもんが可愛くて愛しくて心配でたまらないんだも〜ん!!!(‐^▽^‐)

  

夜は心配だったのでリビングに寝た。

ごえちゃん吠える事もなく寝てくれて、わたしも久々に朝まで熟睡出来た。

ごえ家はごえのハウスがあるダイニング(床はフローリング)と

リビング(じゅうたん敷き)がワンルームになっています。

  


7月18日(木)

  

何日かぶりに 7時半頃排便。 「わ〜い!普通のうんちだ」 と喜んで見ていたら、

最後にポタポタと少し液体が。。。(ほんの少し)  ありゃりゃ。。。これって下痢?

 

そのまま庭で8時に下痢。。。

食べていない上に、昨日の嘔吐で体力がなくなっているのに加えて追い打ちが。。。

その後ごえちん、庭で気持ちよさそうにしている。  

 

お尻の毛が汚れてしまった事もあり

ごえパパと庭で思いきってお尻の毛をハサミでカットした。

その後電話が来て話している間に(親戚からの電話で切るに切れなかった)

ごえもんが庭から帰ってきた。

(おっかえりぃ〜!!ごえちゃ〜ん。お尻の毛がスッキリしちゃったね!)

 

10時半にまた下痢。(今度は粘膜に血が混じっていた)

電話で相談して 最新の下痢便を検査してもらった。

(ごえもんは連れて来なくてもいいと言われた)

出かけようとしたら 庭に下利便発見。(電話している最中の物らしい。9時前後?)

 

クリニックで検査の結果を待っている間

前にどなたかのHPで紹介されていた「犬そだて」という本を興味深く読んだ。

結果的にパルボではなく普通の下痢だから大丈夫と言われて

シロップの整腸剤をもらってきた。

 (大丈夫って、何が大丈夫なんだろう。。。?)

 

帰りに急いでホームセンターに寄って

夜下痢すると悪いので、紙おむつとお尻拭きを買った。

う〜ん。。。とうとうオムツ???

今日はとても暑い。      

普通の下痢ったって ごえちゃんには初体験。

体が弱っているから? 下痢の原因は何かを知りたい。

ごえもんはとても胃腸が丈夫な子で、今まで下痢の経験はありませんでした。     

 

12時半にスポイトで薬を3cc飲ませた。

ちゃんと飲めるか心配だったけどとて もスムーズに飲めた。   

1時15分・1時半・1時50分と短時間に3回血の混じった下痢が続き

様子を見ていたけど、それから4時半現在下痢はしていない。

今後、下痢をしない事を祈るばかり。   

 

ごえもんは珍しく自分の方から近寄ってきて

座っているわたしのひざの上に鼻をのせてきたりした。

こんな事って本当に何か月ぶりだろう。

嬉しくて頭を撫でながら、ごえちんとの静かな時間が過ぎていった。

 

ごえは横になってしばらくすると別な所に移って

また横になってしばらくするとまた移動して。。。心配でそばを離れられない。

やっと3時過ぎから ぐっすり寝始めたので、

ごえもんがゆっくり寝られるようにリ ビングに移って、時折様子をうかがっていた。   

 

4時40分から ポカリを2倍に薄めて、1時間置きに20ccずつ飲ませ始めた。  

ごえもんと並んで左側に座り、ごえの頭をひざに乗せるように上向き加減にして

カテーテルチップ(注射器のような物)でごえの口の横側からそおっと少しずつ。

ごえちゃん 上手に飲んでくれるので助かる。

少しでも脱水状態が緩和しますよ うに。 。。

 

「はぁ〜い!ごえたん。 お薬の時間だよ〜ん!!」 

こんな時でさえも わたしは元気な明るいミーハーママだ。

ごえもんとは、明るく接したい!(^○^)  

たとえ心の中で泣きべそをかいていたとしても。。。

そばで見ていた家族が

ちびまるこちゃんの斜線が入ったような顔で苦笑いしていた。(^^;)

 

夕方の薬も上手に飲んだ。やった〜!! 

容体が落ち着いているので 

夜になって買い物に行き、この1週間家にこもりきりだったので   

スーパーの帰りに気分転換にちょっとだけ本屋に寄って9時半に帰宅。  

 

部屋に入った途端、ごえもんが下血。   

2時以降 全く下痢をしていないのに、今度は下血してしまった。  

クリニックの留守番電話に連絡して 折り返しの連絡を待つ。

  

先生から電話をいただき

ごえパパにごえもんを抱っこしてもらい、わたしが車を運転してクリニックへ。  

 

体重14,8s。。。 11時から 翌日未明3時まで各種の薬&点滴。

脱水症状が激しい事と42度の高熱がなかな か下がらない。

いろんな薬を使っても、高熱のまま。。。

中枢神経がやられているので

体温の自己調節が出来ないのかもしれないと言われた。

 

風邪気味の上に、明日早朝から仙台へ行かなければならないごえパパには

12時頃先に帰ってもらった。

  

ごえたん、たまに動いて診察台から落ちそうになるので

落ちないようにずうっとごえもんの体を背中から抱きかかえたまま  

 「大丈夫だよ。ママがそばにいるからね。」「元気になって帰ろうね。」

などとごえもんに話しかけながら 点滴の終了を待った。  

 

午前3時。

点滴終了の時点でごえもんの足腰が立たなくなった様子に気づき ショックを受けた。  

 

帰宅後、ダイニングに布団を敷き一緒に寝た。

ごえもんは 自分の体の変化に驚いた様子で

何度も何度も必死に立とうとして寝るどころではない。

完全にパニック状態!

わたしもごえもんの顔を見るのが辛くて仕方がない。 

何度か立たせてみようとしたけど、後ろ足が完全に動かない。。。

胸が張り裂けそうに痛い。。。

わたしが泣いたら、ごえもんをさらに不安にさせてしまうと思い、涙を必死にこらえた。

4時過ぎていたので

ごえもんに「ごめんね。少しだけ寝させてね。ごえたんも寝ないとだめだよ。」

と声を掛けて、並んで朝6時まで寝た。

  

起きた時には ごえちゃん、さっきのように立とうとする元気もなく横になっていた。

 


7月19日(金)  

 

娘の令美(中1)、夏休み初日。

ごえもんの様子にショックを受け、朝から泣き通し。。。

(お兄ちゃんから ごえもんの前で泣くな!と言われて隣の部屋の片隅で泣いていた)

部活を休んで  午前中ずうっと添い寝をしてくれた。

 

ごえもんが衰弱した様子なので

診察時間前に往診を頼みたくて夫に電話をしてもらう。 

結果、必要な処置ができないから無理との返事。午前中、安静にする事になる。   

 

息子の令真(高2)も驚きを隠せない顔で学校へ。夫も仕事のため仙台へ出かけた。

ごえもん君、寝たきりになってしまった。。。これからどうなるんだろう。。。

朝から、この状態でこれからどんな風に看病していくかという事ばかり考えていた。

 

令美と二人で 2時間置きくらいに体位を変えたり

コットンにポカリを含ませて口を湿らせたり

起きあがろうとした時には抱き起こして、ひざに抱きかかえるようにして過ごしたり

病院に行く準備などをしながら 

わたしも時折添い寝して、ごえもんとの時間 を過ごして

点滴の時間を待った。  令美がいてくれてとても助かった。  

 

2時に点滴に行く事になっていた矢先、12時半に大量の下血。

これはただごとではない!!

先生と連絡を取りながら

こどもたちが赤ちゃんの時に使ったベビーキャリーにごえもんを寝かせて  

2時過ぎに病院へ到着。

 

病院に来た事がわかったごえもんは緊張した顔を一瞬見せ たけど

「大丈夫だよ。ママもレミちゃんもついてるよ。」と何度も話しかけて  

ずうっと体を撫でていたら、不安な顔はなくなり、とても穏やかな顔になった。 

 

2時半点滴開始。同時に下血。    

昨日のように診察台で動く事もなく(もう動けない。。。) 

皮下注射の針がはずれることもなかった。

相変わらず高熱のままだったので

塗れたバスタオルを体にかけてもらい、体のあちこちを氷で冷やしてもらった。  

 

『がんばるんだよ。ごえちゃん!!点滴してもらうと元気になれるよ!』

といろんな言葉で励ましたり 娘やわたしがごえの手を握りながら 時間が過ぎ 

4時半近く

夫が仕事先の仙台から会社に戻る途中にごえもんの様子を見に立ち寄った。 

無事に点滴も終わり

明日からの連休も午前中点滴をしてもらえる事を聞いてホッと した。

ごえもんが入院した病院の先生が 

明日かあさって山形にいらしてごえもんを診てくださる事になった事も聞き  

「明日は10時に来てくださいね。」と連絡事項を受けている最中に、また下血。

 

同時に体がぴくぴくしたかと思ったら、口をパクパク何度か開けたりして

どうしたのかと思った瞬間  

「酸素吸入!!」 と緊迫した先生の声!! 

呼吸が停止し、意識がないことを告げら れた。

ごえもん 大急変である。。。あっという間の出来事。。。。。

 

蘇生のためのいろんな緊急処置をしてもらったけれど自発呼吸には至らず

心臓マッサージをしなければ、心臓が働かない状態が続く。     

 

急いで 令真に連絡をして 心臓マッサージを受けながら到着を待つ。

約15分後、令真が学校から自転車で駆けつけて来た。

それまでの間、みんなで「ごえちゃん ガンバレ!」と声がけが続いた。

 

家族が揃ったところで、急変してからの処置の説明や 心臓マッサージを止めれば

間違いなく心臓が止まる事も説明された。(心臓マッサージは30分以上続けられた。)

 

外は雨が降り出し、

家族4人に見守られ 手を握られながら 

ごえもんは安らかに息を引き取った。

  

7月19日 午後5時25分 心臓停止。  

 

 恐れていた安楽死の選択も必要なく

自然な形であっという間に神様に召され た。

       

享年 2才2か月  

 

『 ごえもん  よくがんばったね。あまり苦しまないでよかったね。  

      ごえちゃん 本当にいい子だったよ。。。   

                    みんな ごえちゃんが大好きだよ。』  

        

 合   掌  。。。。。。  

     

 

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